モスコー・ミュール

ロサンゼルス市ハリウッドのサンセット大通りにあるレストラン「コックンブル(Cock’n Bull)」の経営者ジャック・モーガンは、店で出す「ピムズ・カップ」というカクテルの材料としてジンジャー・ビアを大量に仕入れたのだがこのカクテルがさっぱり売れない。ジンジャー・ビアは倉庫に眠ったままとなり、どうにか在庫処分できないものかとウォッカを使って「モスコー・ミュール」というカクテルを考え出した。

このジャックに銅製マグの製造に携わっている女性の友人がいて、銅製マグの売れ行きが良くなくて悩んでいたのだが彼女がモスコー・ミュールにこの銅製マグを使ってみればと提案した。

彼女の提案を採用し、モスコー・ミュールを銅製マグで提供してみると容器が変わっているからと評判になった。

これをこちらもウォッカが売れなくて困っていたスミノフ・ウォッカの営業担当ジャック・マーチンが聞きつけ、ウォッカの販売促進のためにモスコー・ミュールを利用した。

3者ともに売れない悩みを抱えていたのだが、モスコー・ミュールは今や定番、人気のカクテルと成長をとげた。

 

これが、モスコー・ミュールの誕生エピソードらしい。物を売ることの大変さや営業努力を感じますね。

 

【参考】モスコー・ミュールの解説をしているサイト

http://brogld.net/menu/alcoholicdrink/00_moscow_mule/1.shtml

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